タオルに残された他人の痕跡と、動かされていないラジオの謎

文京区・後楽園付近の路地裏で起きた悲劇。 かつて、静かな住宅街のアパートで、高齢女性が口にタオルを押し込まれ、部屋を荒らされるという凄惨な強盗殺人事件が発生しました。

この事件で犯人とされたのが、当時アパートに住んでいた伊原さんです。

下記は、第一次再審請求の時に弁護団が明らかにした伊原さんが犯人ではないとする証拠です。
2026年2月25日時点では、第一次再審請求が棄却され、現在第二次再審請求を準備中です。

1. タオルから検出された「別人」のDNA

犯人が被害者を押し倒し、口にタオルを押し込んだのであれば、そのタオルには犯人のDNAが色濃く付着しているはずです。しかし、鑑定結果が示したのは驚くべき事実でした。 タオルから伊原さんのDNAは一切検出されず、代わりに「第三者」のDNAが検出されたのです。 この事実は、伊原さん以外の人物が現場で犯行に及んだことを強く示唆しています。

2. 衣服に「接触の痕跡」がないという不自然さ

激しいもみ合いがあったとされる強盗殺人事件において、被害者の衣服に犯人の衣服の繊維片が付着することは、鑑識科学における常識です。ところが、被害者の衣服からは、伊原さんの衣服の繊維片が1本も検出されていません。 犯行が行われたとされる状況下で、これほどまでに接触の痕跡がないことは、極めて不自然と言わざるを得ません。

3. 「動かされていないラジオ」が語る不在の証明

さらに、現場の状況にも不可解な点があります。犯人が物色したとされる小物入れの前には、当時、携帯ラジオが置かれていました。構造上、小物入れを開けるにはこのラジオをどかす必要がありますが、このラジオから伊原さんの指紋は見つかりませんでした。

もし伊原さんが犯人であれば、指紋を一切残さずにラジオを移動させ、再び元の位置に戻すという、極めて不可能な作業を行ったことになります。

再審の扉を開くために

再審弁護団は、第一次再審請求のときにこれらを「無罪を言い渡すべき明らかな新証拠」として、再審請求を行いました。 科学の進歩によって浮き彫りになったのは、伊原さんが犯人ではないという数々の客観的事実です。しかし、司法はこれらの客観的な証拠を無視し、再審請求を棄却しました。

現在、第二次再審請求に向け、準備中です。

伊原さんの無実、雪冤を果たすため、どうかご支援をいただけますと幸いです。

タイトルとURLをコピーしました